◎悲しい剣豪 遠い東の国に、ロウという剣士がいました。 ロウは、次の武術大会に向けて、修行をしていました。 しかし、いまいち装備が貧弱だという事で、 「大剣」と「小剣」、そして「小太刀」の、三つの武器を買いました。 ある日、ロウがいつものように修行をしていると、 武器がすっぽ抜けて、近くの池に落ちていってしまいました。 取ろうにも底が見えず、ロウは諦めかけていましたが、 なんと、池の中から光り輝く天使が浮上してきました。 「貴方が落としたのは、 金の小太刀、銀の小太刀、400セントのナマクラ小太刀、 この3つの内どれですか?」 そんなにお金が無かったロウが買ったのは、 400セントの小太刀でした。 しかし、ロウはこんな一言を言い放ちました! |