炎の中華料理伝説


俺とMは さっそくKを招待することにした。


時間的に約24時間。←早






第3の犠牲者がほしかったんです(邪笑





というワケで 異空間旅行2周目。






あの店がいきなりなくなってたらどうしよう。



いや それ以前に





あのおっさんが亡くなってたらどうしよう。





ありえそうで怖いのが現状。







とにもかくにも 俺達はKを呼び出す。



俺「おい、ちょっとメシ食いに行こうぜ。いい所を見つけたんだ」


K「え、別にいいけど」







かかったな。←心の声




「で、何て名前のところだよ?」


M「あー そういやあそこの名前知らないな」


「じゃあ調べるのも兼ねて行こうぜ」






俺ったら口がうまいんだからもう。






そんなこんなで 俺達は あの中華料理屋へ向かった。










店の前に着き さっそく廃屋に入ろうとする俺とM。


するとKが



「お、おい、何処に行くんだよ」


「何処って・・ここがそうだよ」


「・・・・・・」









K爆笑。




しかし 本当の笑いどころはこれからだ。




おっと。店に入る前に 看板を確認しなくちゃな。










「金花苑」←若干違うけどね。







無理あるってそれ。って!





まぁ 開設当時はバリバリ売れてたのかもしれない。明治時代ですか?






まぁそんなのは2の次。俺達は魔の扉を開く。




ガラガラガラガラガラガラ






「あ、いらっしゃい




相変わらずやる気の無い声。だがしかし トーンはウザいくらい高い。




「・・・・・・・・・・・・・・・・」







K、絶句。





「おい、座れよ」


「あ、ああ・・・」






とりあえず 席に着く俺たち。しかし妙にそわそわする。





Kは勿論ながら 2度目の俺でさえ落ち着きが無い。




「何頼む?」


「ら、ラーメンでいいよ」


「ラーメンっつーか、御飯と味噌汁がうまいぞ」


「そうだな。御飯と味噌汁にしようぜ。あと納豆とか」




値段は 御飯200円 味噌汁100円 納豆100円。





安いんだか高いんだか。





「おっちゃーん。御飯と味噌汁と納豆3つずつ!」


「えっ?」








ダメだ、聞き取れてないよ。





「だからぁー 御飯と味噌汁と(以下略)」


「あぁ はいはい わかりました・・・・・えっ?






わかりましたって言ったじゃん!




コノヤロウ 火つけるぞオイ。




「・・・御飯と味噌(以下略)」


「えぇーっと 御飯と味噌汁と納豆ね・・・・えっ?」






ちょっと待てコラ!今自分で言ってたじゃん!!






アンタ大丈夫かオイ!







この 言い表すことの出来ない怒りは何だ?




殺しても 尚且つお釣りをふんだくるくらいの精神状態。








この後俺達は ようやくオーダーを取り付けることに成功する。




何か昨日とは少し違った感覚。




「なぁ・・・・」


「ん?」


「ゴキブリとか入ってそうで怖いんだけど」






俺と同じ考え。




ホントもう この3人って似たもの同士。



類は友を呼ぶ。だから好きですよコイツラ。










・・・






何か妙に暑くなってきた。




時期的には1月頃。外は寒いくらいだというのに



金花苑内部これでもかというぐらい暑い。






ど、どうなってるんだ・・ここの構造は。




俺が その異常に暑いという旨をMに伝えると




「んー なんだか知らねえけど さっきからストーブがついてるんだよね」




なるほど この異常気温上昇はストーブによるものか。







もっと別の何かだと思ってたのに。



まぁ それはそれでよし。






「お待ちどうさま」




主がメシを運んできた。



「なぁ・・・これホントにうまいのか?」


「それは禁句だ」


「とりあえず食ってみろ。味はホンモノだ」


「あ、ああ・・・」





そりゃこんな異空間で出される料理なんて誰も食べたくないよな。





「んじゃ、いただきます・・・」





Kが御飯を一口。そして一言。





「まずぅっ!!!」





そんなバカな話は無い。現に昨日食べた御飯はかなりおいしかったはずだ。





「何言ってんだよ、まずいと思って食ったからだろ?」


「んなことねぇよ!なんなんだよこれ!!」




かなりご立腹のK。とにかく俺とMも御飯を食べることにした。






パクッ













究極にまずい。






何だ この極められた変貌ぶりは。






同情する気にもならねえ。






この食管は 何に例えることが出来るだろうか・・・










その辺に転がってる掃除用ブラシとか?



違うな〜 もっと濃い物で 尚且つ汚い物だな〜。






つうか例が見当たらねぇよ、バカ。





さすがのMも これには苦い顔を隠しきれない。




「そ、そういや、味噌汁がうまかったよな?な?」


「あ、あぁ、確かそうだった」


「ホントかよ〜、まぁいいけどさ〜」






かなりやつれた表情のK。




これで味噌汁がまずかったら フォローのしようがない。





店をたたむべきだ。









ズズズズッ・・






Kが味噌汁を激しく飲み込む。もう半分開き直ってるのだろうか。



そして 一言。










「な、なんだコレ?!何か虫が入ってるぞ!!!」(大激怒









ギャハハハハハハハハハハハハハ!





もう笑うことしか出来ない!









くたばれ金花苑!!






しかも よく見ると 俺のにも入ってるよ!








救いようが無いよ。






何か昨日と違う感覚。







もはや俺たちの脳裏には 金返せの一言だけしか浮かばない。





しかし あの白衣のおじいさんには 悪気は無いんだとは思う。


ただ 味噌汁の具が 虫だっただけ。


むしろ 虫は食べるもの。







と 一つ人生の教訓を教わったところで 俺達は納豆に手を伸ばすことに。





しかし この納豆を見て 主はホントに野菜類(虫も入)が好きなんだな〜って思った。







納豆に入ってるネギが納豆より多い。明らかに。






でも 突っ込んじゃまずいんだろうな。















というワケで 今回のレポートはココでおしまいにします。


金花苑には計10回以上行ったんですが、どれもこれもうざったい体験だったので。


また何かヒマな時にでも書こうと思います。




私事:

M殿

とりあえずあの時の俺たち スパークしてたよな。

今一度 あの時代に戻りたいと思っております。ハイ。


K殿

アンタ まずいからといって 残しちゃダメだよ。

納豆にもネギを入れることをお薦めします。






[前のを見たい]  [SSトップへ]






本・漫画・DVD・アニメ・家電・ゲーム | さまざまな報酬パターン | 共有エディタOverleaf
業界NO1のライブチャット | ライブチャット「BBchatTV」  無料お試し期間中で今だけお得に!
35000人以上の女性とライブチャット[BBchatTV] | 最新ニュース | Web検索 | ドメイン | 無料HPスペース